ジョリパット仕上げ材の説明

外壁塗装材「ジョリパット」のメリットデメリット

ジョリパットとは住宅などの壁に塗るアクリル系仕上げ材です。内装、外装どちらにも使えてお手頃価格で対候性、防汚性も良好
クラック(ひび割れ)も少なくてカラーも豊富。しかも仕上げ方法(パターン)も多彩、と万能のように思いますが、本当の所はどうなのでしょうか?今回は、そんなジョリパットについて調べてみました。

ジョリパットとはどんな塗料なのでしょうか?

ジョリパットはフランスで生まれた外壁塗装材で、日本では1975年にキッチンパネルの化粧板などを製造するメーカーから発売された
装飾性塗材です。発売から現在まで色、仕上げ、機能の改良を続けるとともに、各種の骨材を使用してデザイン開発を行ってきました。
塗料と砂を混合した砂壁状でモルタル下地(セメントと砂を混ぜたもの=左官材料)の上に、塗装する仕上げ材です。
アクリル共重合樹脂で水溶性です。
塗料のようなモノですが粘性があるので左官鏝(コテ)やローラーで模様を付ける事が可能です。また水溶性なので水で薄めて吹き付け塗装する事もできるなど、自由度が高いのが特徴です。防火性、耐火性、防カビ性にも優れています。
ジョリパットは塗り壁なのですが、建築業界では塗料という扱いのようで、左官職人ではなく塗装工の施工が多いようです。

ジョリパットのメリット

ジョリパットを塗るメリットはどのようなものがあるのでしょうか?耐久性に優れているので塗り替える回数(メンテナンス)が少ない。ジョリパットを外壁に塗った場合、15~20年で色が薄くなってきます。一般的な吹き付け塗装が約10年で塗り替えという事を考えれば、非常に耐久性が高いと言えます。
・多彩なカラーと仕上げパターン
標準型のジョリパットを例にすると、カラーバリエーションが183色、仕上げパターンが92と非常に多く、選ぶのに苦労しそうです。
・粘りがありひび割れが少ない。
クラック(ひび割れ)が発生する理由は仕上げ材(塗料)ではなく、建物の揺れや変化(木造であれば木が動いたり痩せたりする)に壁が追従できない事が原因です。ジョリパットは粘性があり、この変化にある程度追従する事ができます。
・通気工法に対応している
長期優良住宅申請やフラット35では通気工法で施工している必要があります。

ジョリパットのデメリット

いい事ばかりのようですが、ジョリパットにもデメリットがあります。
・仕上げパターンによっては汚れが目立つ
コテ仕上げによるランダム模様や扇型などの凹凸が大きなパターンの場合、どうしても汚れが凹凸に溜まって汚れてきます。ジョリパット自体はあまり汚れる材料ではないのですが、どうしても多彩な仕上げパターンで選ぶ施主が多いので汚れやすいとも言えます。またジョリパット外壁が汚れているからと言って高圧洗浄機で洗浄してしまうと、内部にまで水が浸透してしまうので、注意が必要です。
・施工業者によって仕上がりの差が出てしまう
コテ仕上げの場合は手作業になるので、職人の技量でどうしても仕上がりに差が出てしまいます。ジョリパットのコテ仕上げ施工時は、素早く仕上げないと材料が固まってしまいますので複数でチームを組んで仕上げます。この為、壁面によっては差が出る場合もあります。